【実物公開】ロンドン芸術大学(UAL)に合格したポートフォリオ

【実物公開】ロンドン芸術大学(UAL)に合格したポートフォリオ

今回は、美術経験が全くない状態からロンドン芸術大学(UAL)のファウンデーションコースに合格することができた私が、実際に審査に持っていったポートフォリオを交えて、ロンドン芸術大学が求めているポートフォリオの内容についてご紹介します。

 

まず、前提として留学決意当時の私の状態について説明しますと

私は、当時経済学を学んでいる普通の大学生でした。

美術経験は全くありませんでしたし、ポートフォリオと言われても何もわかりませんでした

そのため、ポートフォリオについては人一倍リサーチした自信があります。審査まで、10ヶ月しかなかったため最短で求められるポートフォリオを用意する必要がありました。

10ヶ月の中で、どのようにポートフォリオの準備をしたかについてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

ポートフォリオとは

 

Photo by RetroSupply on Unsplash

まず、ポートフォリオとは何を指すのかについてお話しします。

ポートフォリオとは、文脈によって意味が異なります。

私がここで解説するポートフォリオとはいわゆるクリエティブ業界で使われる意味でのポートフォリオのことを指します。

その意味は、簡単に言えば「作品集」です。

今まで、自分が作ってきた作品をひとまとまりにしたものを指す場合が多いです。

 

しかし、ここで解説しているポートフォリオとクリエイティブ業界での転職などで使われるポートフォリオとは若干求められるものが異なります。

どのように違うのかについては次の項目で解説します。

何が求められているのか

 

芸術大学の審査で求められるポートフォリオとはどのようなものなのでしょうか?

クリエイティブ業界で求められるポートフォリオとはどう違うのでしょうか?

 

 

一般にクリエイティブ業界で求められるポートフォリオとは

例えば、グラフィックデザイナーであれば今まで自分が企業やイベントのためにデザインしたポスターやパンフレットなどのデザインが求められると思います。

いわゆるその人の「実績」を中心に見られるでしょう。

しかし、大学の審査の場合そのような商業的な作品よりパーソナルな作品が求められます。

つまり、あなた自身に近い作品が求められます。

 

大学側は、その人がどのような人で、何について学びたいのか。どういう考えを持っていてそれをどう発展させる能力があるのかというポイントを見ています。

 

実際に、ロンドン芸術大学は下記の動画でポートフォリオで求めるものについて詳しく解説しています。

 

動画の中でも言及されていますが、最終的な物の出来よりも、その過程が見られています。

つまり、大事な点として以下の四つが挙げられます。

  1. なぜその作品を作ろうと思ったか(例えば、展示会でインスパイアを受けたなど)
  2. どのようにその作品を発展させたか
  3. 発展の過程でどのようなスケッチを描いたか
  4. 最終的な形はどのように作られたか

 

また、大学側は「最終的な作品が形として出来上がってなくてもいい」とも言っています。それだけ過程が見られているということです。

 

以前、ロンドン芸術大学(UAL)が公式Instagramにてポートフォリオのアドバイスをしていましたので、参考までに掲載しておきます。

 

実際のポートフォリオ公開

 

ここでは、私がロンドン芸術大学の入学審査で持参したポートフォリオの一部を公開します。

全てを掲載しようと思ったのですが、枚数が多く容量が大きくなってしまうため別の機会に違う形で掲載しようと考えています。

ポートフォリオなどの作品のためのサイトを立ち上げようかと検討中です。

詳しくはTwitterで発信しますので、こちらからフォローしていただけると嬉しいです。

 

ですので、ここでは1作品のみ公開します。

 

テーマや意味などは画像に記載されている通りですので、ここでは省きます。

どのように発展させたのかについて説明します。

 

こちらの作品は2019年に行われた「more than Reason 隈研吾+山口一郎(NF/サカナクション)+森永邦彦(ANREALAGE)展」という展示会から着想を得た作品です。

初めてこの展示会に足を運んだ時に、私は「どこからが建築でどこからが服でどこまでが建築でどこまでが服なのだろうか」ということを考えさせられました。

 

それをテーマとして様々な方法で「服が服として認識されうる境界線」について探りました。

制作過程で行ったことはスケッチブックにリサーチやアイディアディベロップメントとして残し、ポートフォリオにも組み込みました。

 

このように、何かテーマとなるものがあってそれを自分なりに発展させていくことが大切です。

具体的なポートフォリオの作成方法に関してはこちらの動画がとても参考になります。

 

 

また、美術経験がなかった私がどのようにしてポートフォリオを作成したかについてはこちらの記事をご覧ください。

 

まとめ

 

ここまで、海外美術大学で求められるポートフォリオとはどんなものなのかということについて見てきました。

大切なのは自分自身に関係が深い、または自分自身が何か感じたことやものに関して作品を作り(パーソナルな作品)、それを自分なりに発展させることです。

その過程を記したスケッチブックは、ポートフォリオにももちろん組み込みますし、普段から行っているリサーチもインタビューで見られることがあります。

 

実際のインタビューの様子についてはこちらの記事をご覧ください。

 

スケッチブックの使い方については後日記事にしますのでもうしばらくお待ちください。

最後に

 

最後に参考程度ですが私が審査に持参したポートフォリオの構成についてお話しします。

 

これはあくまで、参考程度です。決められたフォーマットはありません。

しかし、上記の動画内でもUALの先生が言っていた通りポートフォリオとは人に見せるための作品集です。

そのため、常に誰かに見せるということを意識してポートフォリオ制作に励むことをオススメします。

例えば、見せる人が外国の方であれば日本語で説明文などを書いてしまうと読めむことができません。

他にも相手にとってどう見えるかということを意識して構成することが大切です。

 

私のポートフォリオの構成は以下の通りです。

  • B2サイズ
  • 24ページ(11作品)
  • 一番自信のある作品を最初に持ってくる
  • 次に自信のある作品を2番目に持ってくる
  • 次に自信のある作品は最後に持ってくる

 

作品の順番なども決められたフォーマットはありません。一般的にはこのような並び順が好まれるというだけで自分自身を一番表すことができる順番が最適です。

 

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