今回は海外大学への進学を検討されている方々に向けて必要な書類と私の準備の仕方についてまとめました。
ちなみに私は、ロンドン芸術大学のファンデーションコースの受験をしたので今回はそれらを参考にしています。
※ロンドンカレッジオブファッションのInternational Preparation for Fashion (Certificate in Higher Education)というコースになります。
ポートフォリオの準備に関しては、こちらの記事をご覧ください。
ロンドン芸術大学の出願に必要な書類まとめ
私が、ロンドン芸術大学のファウンデーションコースに出願するにあたり、提出を求められた書類は以下の通りです。
- 成績証明書(高校)
- 卒業/在籍証明書 (高校)
- パスポート
- 成績証明書(大学)
- 卒業/在籍証明書 (大学)
- 出願情報管理シート
- 推薦状
- IELTS (for UKVI)
- 志望動機書
- Immigration History Form
下記で一つずつ詳しく解説します。
成績証明書(高校)
在籍されている(もしくはされていた)高校の成績証明書です。
英語での提出が求められます。
ご自身の高校に依頼をすれば用意していただけると思います。
卒業/在籍証明書 (高校)
出願時に高校生の場合は在籍証明書が、既に高校を卒業されている場合は卒業証明書が必要になります。
こちらも同様に英語での提出が求められます。
ご自身の高校に依頼をすれば用意していただけると思います。
成績証明書(大学)
出願時に大学生以上の場合は大学の成績証明書が必要になります。
こちらも同様に英語での提出が求められます。
大学によって異なるかと思いますが、私の場合大学の機械で発行することができました。
こちらはご自身が在籍されている(もしくはされていた)大学にお問い合わせください。
卒業/在籍証明書 (大学)
出願時に大学生の場合は在籍証明書が、既卒の場合卒業証明書がそれぞれ必要になります。
こちらも同様に英語での提出が求められます。
大学によって異なるかと思いますが、私の場合大学の機械で発行することができました。
こちらはご自身が在籍されている(もしくはされていた)大学にお問い合わせください。
パスポート
有効なパスポートのコピーの提出が必要になります。
出願情報管理シート
自身の略歴や個人情報などの情報です。
UALの場合以下の情報が必要になります。
- 学生情報と緊急連絡先
- 留学歴と留学資金
- 学歴(在籍中を含む)
- 英語資格
- 推薦者
- 職歴(現職を含む)
- 留学歴(経験者のみ)
推薦状(Reference)
推薦状とは
出願者と関係のある第三者から、ご自身の人柄や実績を踏まえた上でなぜその大学に適しているのかを記してもらう書類のことです。
私が出願したコースでは推薦状が必要でしたが、UALの中でも必要なコースとそうでないコースがあるようです。
詳しくは下記の「推薦状について」で記載してあります。
IELTS (for UKVI)
ほとんどの留学生(英語圏を除く)がIELTS(for UKVI)による英語力の証明を求められます。
私のコースの場合、Overallで5.5、各スキルで4.5以上のスコアが必要でした。
しかし、これは入学審査の時に、スコアに達していなくても渡英前(およそ3ヶ月前まで)に取得していれば問題ありません。
規定スコアを達していない場合でも、条件付き合格という形でオファーをいただけます。
スコアに達していれば、無条件合格という形でオファーをいただけます。
志望動機書(Personal Statement)
志望動機書とは、「なぜあなたが希望コースにApplyするのか」、「あなたはどのような人物なのか」、「今までどのようなことを勉強してきたのか」について記載した志望理由書類です。
詳しくは下記の「志望動機書(Personal Statement)について」で解説しています。
Immigration History Form
Immigration History Formとは過去のイギリスへの留学歴についての書類です。
過去に、イギリスへ留学経験がなければ「ない」と、イギリスへ留学経験があればその詳細について書くことを求められます。
推薦状(Reference)について

ここでは、推薦状についてもう少し詳しく解説します。
推薦者数
ファンデーションコースでは原則希望コースにつき、1通提出されることが求められます。
※出願コースによって求められない場合もあります。
推薦人
推薦人の条件は、受けるコースによって異なると思いますが私の受けたコースでは以下のような推薦人が求められました。
- 大学の教授、またはそれに準ずる人
- 自分のことをよく知っている人
- 自分のことについて具体的に書ける人
- ポジティブな内容を書いてくれる人
逆に、公的な機関の人物でなければその推薦状を信用することができませんし、ネガティブな内容であれば出願者を合格させようと思いませんし、具体的な内容でなければその人のことを判断することができません。
つまり、大学側は「公的な第三者から見て」「その人がどのような人物で」「どのような実績を残したのか」ということを知りたいのです。
内容
内容については、以下のことが含まれていることが望ましいです。
- 推薦者と出願者の関係性
- 業績や成果などの具体的事例
- ポジティブな人物像
フォーマット
以下のフォーマットが求められます。
- カラーデータ
- レターヘッド入りの便箋
- A4、英語、文末の直筆署名
レターヘッドとは企業や大学の名前、ロゴ等が入った企業または大学専用の便箋のことです。
レターヘッドが用意できない場合は、用紙に公印を捺印してもらう必要があります。それが用意できない場合は名刺を添付する必要があります。
そして、レターヘッドが用意できない理由を追記する必要があります。
私がどのように用意したか
私は、大学で経済学を専攻していました。しかし、大学に知り合いの教授もいなかったため推薦状の用意にとても苦労しました。
高校の先生に頼むことも考えましたが、私の現状などについては知らないだろうと思い、それも諦めました。
そして、最終的にはポートフォリオ制作のために通った創形美術学校の先生にお願いして書いてもらいました。
創形美術学校についてはこちらをご覧ください。
志望動機書(Personal Statemanet)について
ここでは、志望動機書(Personal Statemanet)についてもう少し詳しく解説します。
内容
Personal Statemanetには以下の2点が明確に含まれている必要があります。
- Background
- Motivation
これら二つについて、過去の経験から学びたいことと結び付ける必要があります。
また、専攻を変える場合は明確な理由とモチベーション、ゴールが必要になります。
具体的な書き方については、IELTSなどのアカデミックライティングを学んだ方がいいと思います。
私がどのように準備したか
私は、英語が得意だったわけでもファッションのバックグラウンドがあったわけでもなかったのでPersonal Statemanetの準備にも苦労しました。
まずは、IELTSの参考書でアカデミックライティングについて勉強し、過去に合格された方のPersonal Statemanetを参考にしました。
そして、書いたものをネイティブの方に添削してもらいました。
いつまでに提出すれば間に合うのか

これら全ての書類は、遅くとも審査の1ヶ月半前には提出する必要があると思います。
私の場合、審査が12月10日だったのに対して全ての書類提出が完了したのは10月中旬でした。
beoからは9月中旬までには全ての書類の提出を求められていましたが私は推薦状だけが間に合わず10月中旬になってしまいました。
私はbeoを通して出願をしたので大学に直接出願をする場合とは異なると思いますが、それでも最低1ヶ月前には提出する必要があると思います。
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