【必見】海外美術大学審査で最重要なリサーチブックの使い方

【必見】海外美術大学審査で最重要なリサーチブックの使い方

 

今回は、海外美術大学受験において最も重要な評価対象の一つと言われているリサーチブック(スケッチブック)の使い方についてご紹介します。

 

まずは、作品が出来上がるまでの流れから、リサーチの重要さについて見ていき、最後に使い方をご紹介していきます。

 

作品が出来上がるまでの流れ

 

まず、作品が出来上がるまでの一般的な流れについて説明します。

あくまで、これは一般的に言われている流れであり、作品作りに慣れている方はご自身のやり方があると思います。

そのため、これは私のように初心者でどこから手をつけるべきか分からず悩んでいる方のためのものです。

 

一般的に言われている作品作りの流れは以下の図の通りです。

 

 

一つずつ説明していきます。

 

1. 興味/課題

作品を作るということは、何か「興味」であったり「課題」など、自分が表現したいものがあることから始まります。

これには、普段の生活からアンテナを張り身の回りで起きていることをキャッチする必要があります。

 

ニュース、書籍、SNS、美術館に行くことでインスピレーションを受けることが多いと思います。

その他にも、パーソナルな問題や自分が気になっていることなどから興味や課題が湧いてくることもあります。

 

これら全てがインスピレーションとなる可能性があるので、日々起きていることを敏感にキャッチすることが大切です。

 

2. マインドマップ

マインドマップとは、思考プロセスを「見える化」した思考法の一つです。

 

脳内で思いついた単語や考えをノートなどに樹状形に書き連ねて思考を整理する方法です。

 

 

マインドマップのやり方などはこちらのサイトで詳しく説明されていますので、ご参照ください。

参照:https://www.mindmap-school.jp/mindmap/mindmap-law/

 

3. リサーチ

マインドマップで思考を整理したら、その中からコアとなるキーワードや事柄をピックアップしリサーチによって深掘りしていきます。

 

リサーチの目的は、その事柄について深く理解し自分の中に落とし込むことです。

自分の中に落とし込むとは、「その事柄を自分ならこのように表現する」というように自分なりに理解するということです。

 

4. 発展(Development)/アイディアスケッチ(Idea Sketch)

リサーチして自分なりに理解をすることができたら、次にそれをビジュアル化していきます。

ビジュアル化する方法としては、アイディアスケッチムードボードなどが挙げられます。

 

ムードボードとは、自分の表現したいものに近い写真やイラストなどを集め、イメージに沿って壁やボードに貼りながらさらにイメージを膨らませる手法です。

 

 

 

ここでは、まだ作品のイメージは完璧である必要はありません。

ただ、作品イメージに近づけるようにすることが大切です。

5. 作品づくり

ここまでで、作品のイメージができたらようやく形にしていく作業です。 

 

作品作りの途中で迷いが生じることもあります。

そんなときは、アイディアスケッチやマインドマップなどに戻り、表現したいことやテーマを振り返ることが大切です。

軸がブレてしまうと、最終的に何を表現するために作っているのかわからなくなってしまいます。

 

だからこそ、「マインドマップ」、「リサーチ」、「アイディアスケッチ」の作業が大切です。 

リサーチブックの重要性

 

ところで、なぜリサーチブックが大切なのでしょうか?

別にリサーチブックがなくても作品のイメージさえ出来ていれば形にすることが可能ですよね? 

 

しかし、海外美術大学のインタビューにおいてはその人自身が「何を考え」、「を表現したいのか」、「どのような考えから発展したのか」という部分の評価が大きなウエイトを占めます。

 

ロンドン芸術大学の実際のインタビューの様子についてはこちらをご覧ください。

 

つまり、その人自身の考えなどが一番わかりやすく表現されているのがリサーチブックなのです。

したがって、リサーチブックが評価対象の中でも最重要と言われるのです。

リサーチとは

 

リサーチとは、文字通り何か興味や関心ごとについて様々な方法で調べ、自分なりに理解することです。

リサーチには二つの方法があります。

Primary Research

一つ目が「Primary Research」です。

Primary Researchとは、あなた自身が直接リサーチ対象物を

見る触る聞く味わう嗅ぐ

ことです。

つまり、リサーチの対象とあなたの間には何も介在せず、直接リサーチすることをPrimary Researchと呼びます。

 

また、リサーチはPrimary Researchが多いほどいいとされています。

その理由は、実際に見たり触ったりした方がより肌で感じることができるからです。

 

Primary researchの例としては、美術館に行く・展示会に行く/インタビューをするなどが挙げられます。

Secondary Research

二つ目は「Secondary Research」です。

Secondary Researchとは、第三者が既にPrimary Researchを行い集めたデータを使用する方法です。

例として、インターネット検索文献記事書籍を使用してリサーチを行う方法があります。

 

特にインターネット検索などは、普段から行っているものだと思います。

しかし、インターネットで検索していて中々情報が見つからなかったり、自分の求めているものが見つからないことはありませんか?

そんな時は英語で検索することをオススメします!

POINT

リサーチは英語検索がオススメ!

リサーチブックの使い方

 

ようやく本題です。

リサーチブック(スケッチブック)は作品が出来上がるまでの過程(Process)を記録(見える形)にしたものです。

リサーチブックの使い方として大きく2通りあります。

1. Daily Work

Daily Workとは、身の回りで起きたことを記録していくものです。

例として、ニュースや自分の感じたことなどをとにかく記録していくものです。

作品に直接関係ない場合もありますが、記録するクセをつけることで後の作品作りで参考になることがあります。

また、自分の考えや感じたことを見える形で記録することで思考が整理されます。

 

2. Project Wrok

Project Workは、作品に直接関係するテーマや事柄を先ほどのリサーチ方法(Primary research、Secondary Research)を用いて、リサーチし記録したものです。

ここには、作品作りの流れの中で挙げた「Mind Map」、「Research」、「Development/Idea Sketch」も含まれます。

ここで大切なのが、ビジュアル化です。

 

審査の前にロンドン芸術大学の先生からアドバイスをもらう機会があり、そこでも先生からもっとビジュアルを多く載せたリサーチブックの方が好ましいと言われました。

実際のスケッチブックの中身については、こちらが参考になりました。

参考:https://www.youtube.com/results?search_query=portfolio+sketchbook

実際に、美術大学に通っている方のスケッチブックはとても参考になりますので是非ご覧ください。

また、参考にする際はご自身の専攻と同じ専攻の方のスケッチブックが参考になります。

まとめ

 

今回は、海外美術大学の審査で重要となるリサーチブック(スケッチブック)の使い方について解説しました。

 

ポイントは以下の3点です。

 

リサーチブックのPOINT

・どんなことでも記録するクセをつける

・Primary Researchを多く行い、多くのことを肌で感じる

・ビジュアル化することが大切

 

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